韓国おもしろ旅6
バスの中では、 チュンチョンからガッピョンまでが入った地図とにらめっこ。
こどもたちの前では余裕の表情を作りながら、内心ハラハラ・ドキドキ。
鉄道の線路を巻きながら走っている。 あ、橋を渡った。 もうすぐ右に曲がる。
地図を見ながら道を追いかける。
田舎道は、風景がきれいだった。
しかし、バスやタクシーは飛ばす。 アジアに旅行すると、どこでもそう感じる。
インドネシアにいるとき、郊外に向かっていて死にそうな目にあった。
片道一車線の道路を向こうから対向車のトラックがすごいスピードで走ってきて、蛇行した。こちらに突っ込んでくるような形になり、車の中で思わず身をすくめた。 間一髪ですれ違った直後に、そのトラックは横転したのだ。
バスに乗っていると、鉄道とは違うそんな緊張も加わり、結構疲れる。
無事に着いてガッピョンの地面に降りたときには、心身共にホッとした。
さて、ここからタクシーでナミソムの島へ渡る船着き場まで行く。
タクシー乗り場へ行くと、おもしろいものがあった。
これが、タクシー乗り場。 1台止まっていた。
乗ろうとすると、並んでいる5台の電話のひとつが鳴り出した。
運転手が降りてきて、電話をとる。
おもしろいではないか! 日本では見たことがない。
お客さんがこの電話を鳴らしてタクシーを呼ぶのだろう。
何とも素朴で温かみのある方法だと思った。
結構、ながながと話している。 世間話だろうか?