韓国おもしろ旅7 | ~人とコトバ~

韓国おもしろ旅7

何回も書いているが、これは2004年の春の話。 まだ、韓流ブームがここまですごくなる前の話。

旅行記といっても、本ブログのテーマに沿った内容になるように書いている。

ロケ地の写真もたくさんあるが、それは他のサイトでもたくさん紹介されていると思うので、敢えて載せていない。

異文化を感じる旅とは何か。 どうすれば感じられるか。 そんなことに焦点をあててみているつもり。

 

こんなものを読んでくださる方がいるのかどうか。 もしいたら何かコメントしてくださると嬉しい。

 

 

続き…

 

この後、タクシーに乗り、船に乗り、無事ナミソムに渡った。

 

韓国の人もたくさん遊びに来るという島だった。

 

川の真ん中にある島なのだが、この川も全く流れが感じられず、まるで湖のようだ。

 

島はすいていた。 自然との共生を唱った島で、景色や雰囲気がとてもよかった。 

 

何故か、ダチョウがたくさんウロウロしていた。

 

寝ている人をつついたり、ピクニックに来ているグループのお弁当をいたずらしたりしていた。

 

恐ろしく大きいし、走ると速い。 こどもたちは、からかって大騒ぎした。

 

 

写真を撮っていると若いカップルが来て、恥ずかしそうに日本語で 「写真を撮りましょうか 」と言ってくれた。

 

学校で少し勉強しているそうだ。 使えて嬉しそうだった。 こちらも旅先のそういうちょっとした場面でことばが交わせるのはとても嬉しい。

 

 

さて、おもしろロケ地巡りを満喫し、帰りは再び列車で。

 

切符を買おうとすると、次の特急は満員なので、その次でないと指定は取れないとのこと。

 

ところで、ソウルからの遠距離列車の拠点は 「 清涼里 」 という駅なのだが、この読み方がくせもの。

 

      kanban

 

 

ハングルをそのまま読むと、チョンリャンリとなるのだが、放送や駅の人が言っているのがどうしてもそう聞こえない。

 

切符を買うときに私が言ったのを窓口の人が確認で復唱したのだが、どうも違って聞こえる。

 

そのとき、私はパッチムの規則をよく知らなかったのだが、そのまま読んではだめだったのだ。

 

 の 次に ら行 が 来ると、な行 に音が変わる。

 

上のローマ字を見ると、ちゃんと 「チョンニャンニ」 になっているではないか!

 

ソウルの地下鉄に 「鐘路」 という駅があって何度も通ったが、ここも、チョンロ ではなく チョンノ

 

「路」 がつくのに 「ろ」 と聞こえないので、変だ変だと思っていたが、私の耳がおかしいのではなかった。

 

韓国語を勉強するには、この発音の変化は結構大変で、めげる。 でも、この旅で「おかしい、おかしい」と感じた分、後から謎が解けたときには なるほど! と感動ひとしお。 


日本語も、自分たちは書かれた文字通りに発音しているつもりでもそうではないものがある。


昔、韓国の研修生が言った。 「わたしは こんにゃくしています」 ??? こんにゃくするって新語?!


いや、婚約のことだった。 KONYAKU… そのまま読んだら当然 「こんにゃく」 だ。

 

ことばはおもしろい。