右脳と語学 | ~人とコトバ~

右脳と語学

TBステーションのお題、「右脳開発」に絡めて、語学を考えてみたい。


右脳と左脳の仕事。 語学はどちらを使うのかと問えば、「言語は左脳に決まってるでしょ」 と言われそうだ。


でも、ちょっと待て。 文法積み上げ式の英語学習を中高と6年以上勉強していても、しゃべれない、わからない、語学はきらい、と思っている日本人は一体どのくらいいるだろう?


左脳がよく働く人、コツコツ理論的に考えて勉強する人でも、語学が使えない人はたくさんいる。



語学と性格 のところでも書いてみたけれど、使えるようにするには右脳を磨くことが必要だと思う。


すごく真面目でコツコツと涙ぐましい努力をしても、なかなか上達しないタイプの人は、間違いなく勘が悪い


これは、日本語学習者をたくさん見てきて、確信していること。


翻訳などを職業にする人は別として、コミュニケーション目的に外国語を使わざるを得ないとき、は重要。 


単語や文法知識に基づいた能力と、勘と、必要な比重はどのくらいだろう。


場合によっては、半々か。 ほとんど勘だけでコミュニケーションの窮地を脱することができることもあるかも。


外国語で何か質問される。 勘のいい人、想像力のある人は、文の意味がよくわからなくても結構適切に答えられる。 なんとなくわかるのだ。


反対に、勘の悪い人、想像力のない人は、「この単語の意味は何だろう?」 「何と言っているんだろう?」 と、限りなく考え込み、答えようにも答えられない。



ひらめき。 インスピレーション。  直感。 想像力。


残念ながら、語学クラスの中に入ってからでは、この右脳分野の開発は難しい。 だから、自分で意識して磨こう。