韓国おもしろ旅3 | ~人とコトバ~

韓国おもしろ旅3

思いつきで書き始めた旅ネタだが、何だかいろいろな方に期待されてしまっているようで、かなりプレッシャーを感じている!


このブログは「ことば」や「異文化」がテーマなので、そこにこじつけて書けることを探していきたい…。



さて、無事に列車に乗り込んだ。 200円だが、指定席。 (?料金は関係ない?)


席を探して歩いていくと、 あら? 他のグループが座っている。


どうしよう…。 何度も番号を確認したが、確かに他の人が座っている。


でも、他の座席が割と空いていたので、あまり迷わず、近くの座席に座ることにした。


7人くらいの中年のグループで、ハイキングにでも行くらしい。


皆で話ができるように本来の指定でないところに座ったようだ。


別にこちらは構わない。



ところが、走り始めると、近くの駅から結構乗ってくる。


案の定、我々のところにカップルが来て、「座席が違う。ここは自分たちの席だ。」と言ってきた(と思う)。


ことばなどわからなくても、切符と座席を指さされれば、内容はひとつ。


「でも、私たちの座席には、他の方が座っているんです」 と言いたかったが、そんな高度な文はとても話せない。


なにせ、初級のテキストのせいぜい3課分くらいをかじってきただけなのだ。


こちらも、切符を見せて、本来の座席を指さし、「これ、あそこ、これ、あそこ」を繰り返し、後は、とにかく困ったような顔を作る。


カップルは、つかつかとグループのところへ行くと、非情にも席を空けさせてしまった。



グループのおしゃべりを聞きながら、車窓を眺める。


もう、街を出て、里山の風景。 日本と似ている。 でも、遠くの山の感じは、ちょっと違う。


ある駅に止まった。 ふと横を見ると…  


     sensha


何と、戦車だ。 貨物の台車の上に載っている。


ここは、日本じゃない。 


山や里の風景やハングル文字よりも、それを印象づけてくれたものは、戦車だった。