韓国おもしろ旅10
「どこですか」 は必需品。 でも、たいていは自分が使うために覚える。
ソウルの街角で地図を広げていたら、韓国のおばさんに 「地下鉄の入口はどこですか」 と聞かれてしまった!
びっくりしたけれど、すぐそこに見えていたので教えてあげた。
まさか、自分が地元の人に道を聞かれるとは…。
聞かれたことが理解でき、ちゃんと答えてあげられたことにすごく嬉しくなってしまった。
オルマエヨ?(いくらですか)も、勿論、使える表現。
でも、こちらの場合、聞くのは簡単だが、答えを聞き取るのは大変。
それでも、3泊の旅行の間に、かなり早くわかるようにはなった。
韓国語の場合、日本語と同じで「万」があるので桁の取り方には問題ないのだが、別の問題発覚。
1,2,3,4 は イル、イー、サム、サー。 3 と 4 が似ている。 早口で言われると区別できない。
特に後ろに「万」がつくと、sammanもsamanも同じに聞こえる。
計算したらお釣りが足りないのでおかしいと思ったら、3千ではなく4千だったということが初めはあった。
大きい数字の場合、韓国、中国は位取りが同じなので易しい。
何千何百何十何万何千何百何十何
これが、それ以外の国へ行くと、全て英語と同じ方式で読まなくてはいけない。
つまり、右から3つずつで一区切り。
特に、インフレでちょっとした日常品の買い物をするにも大きな数字のお金を使う場合、大変。
数字のことはインドネシア にも書いた。
数字は慣れるのに時間がかかる。 言いたくてもすぐに出てこないと、とてもストレス。
少なくとも、位取りが違う言語では、頭の中に数字を並べて考えることだ。
ええっと、一万は十千だから…などとやっていたらわけがわからなくなる。
昔からず~っと納得できないことがある。
いちおくにせんさんびゃくよんじゅうごまんろくせんななひゃくはちじゅうきゅう
数字に直すと… 123,456,789
なぜ日本語でもカンマを三つおきにつけるのだろうか。何の役にも立たない。
1,2345,6789 日本語ではこうすべきではないか。 読むのも簡単になる。
苦労するのは私たちだけではない。
日本語を勉強する留学生や研修生。
中国・韓国と、それ以外の国ー例えばインドネシアやタイ、ベトナムの人では大違い。
いちおくにせんさんびゃくよんじゅうごまんろくせんななひゃくはちじゅうきゅう
これを聞いて数字に書き換えるのに、何分かかるか。
日本語の数字を覚えたてでも、中国・韓国の人ならせいぜい30秒。
他の国人だと、もしかしたら5分以上かかる。
旅行先で数字に苦労して腹が立ったら、逆の場合も相手は苦労するんだ、と考えて我慢しよう。