旅と乗り物3
フランスの駅では、切符を買うときに英語で何か聞いたら
「ワッカリマセ~ン」
とでも言うように、大げさに肩をすくめられた。
さすがフランス。 妙に感心。
仕方がないので、本当にカタコトのフランス語で何とかしようとしたが、
これまた 「ワッカリマセ~ン」 のジェスチャーを返されるばかり。
人が困っているのに… とさすがに泣けてくるやらムッとくるやら。
その後、どうしたかは忘れてしまった。
が、フランスの、英語に屈さず頑なに自国語を誇りとし、守ろうとする姿勢は素晴らしい。
カタカナが猛烈に増えてしまっている日本語は反省すべき。
東南アジアだと、これがちょっと難しい。
植民地時代の影を払うべきところだが、「英語が話せる」というのが完全にステータスの一部となっている。
こちらが英語人(エイゴジン)でないのは見ればすぐわかるのに、一生懸命現地のことばで話そうとしても英語で返されてガッカリすることが少なくない。
エリートなら英語が話せて当たり前?
ちょっと乗り物の話から逸れてしまった。
フランスの特急に乗ったときに感動したのは、すてきなワンちゃんが乗ってきたこと。
飼い主はシートの上にマットを敷いて、そこに座らせていた。
コリーだったと思う。
犬好きだった私はワンちゃんに挨拶。
そのときに見せてもらったのが、ペット専用のチケットだった。
さすが。