ROCK YOU!
心待ちにしていたロンドンのロック・ミュージカル、WE WILL ROCK YOU
見てきました!!!!!!
何年も前から見たくて、そのためにロンドンまで行って来ようか、と本気で考えた。
しかし、時々海外にも出ているようなので、ファンの多い日本にもそのうち来るのでは、と待っていた。
このミュージカルは、QUEENの曲をふんだんに盛り込んで構成されている。
詳細はこちらを → WE WILL ROCK YOU
期待通り!
20分の休憩を挟み3時間もあったが、全ての場面がすばらしかった。
不満だったことと言えば、ライブと違って皆がじっと座って見ているため、ついつい動き出してしまう体を押さえるのが大変だったこと。 非常なストレス。
何せイントロが流れた途端に曲がわかってしまい、口が動いてしまうのだから。
じっとしていろとは言われていないが、初めから一人でノリノリになっていたら、かなり目立つことは間違いない。
悲しいかな、やっぱりそんなことを気にしてしまう日本人的性格。
本場では、たぶん皆もっと自由にノッて一緒に歌うのではないか、と思った。
ともかく、キャストたちの歌の上手さ、左右の高いところに配置されたバンドなどの舞台設定、楽しい映像や衣装、と、文句なしの舞台だった。
終了までに、是非もう一度見たい!!!
ところで、少しアカデミックな(?)ことも書こう。
このミュージカルのイギリスのサイトを見てみると、驚くべきおもしろいものが。
http://queenonline.com/wewillrockyou/
↑ このリンクを開くと、左の下から2番目に、'education' という項目がある。
それをクリックすると、右に、teacher's notes 他、3つのリンクが出る。
どれもPDFファイルだが、英語アレルギーでない方はちょっと開いてみてほしい。
これは、このミュージカルを見ることを中学校の授業に取り入れるための資料だ。
劇の背景はもちろん、内容を通してさまざまなワークショップができるように詳細な活動プログラムがのっている。
劇に同じ動きをするクローンが出てくるのだが、ペアになって相手の動きを真似てみる、とか、ある人物による抑圧を考えるため、社会的地位を10段階作って、それぞれの地位の人物になりきって空間を歩き回ってみる、とか。
日本でも演劇を教育に取り入れる試みはあるけれど、クリックひとつで、このような膨大な資料が手に入る事実に、ただただ驚いてしまった。
本場では、演劇が身近にあることを表すものでもあるだろう。
また、学校でこうしたカリキュラムを取り入れるのは、やはりひとクラス40人などという環境では無理なのだ。
いや、こんなテーマのところで、また愚痴を言うのはやめよう。
ロックよ、永遠なれ!